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歯科コラム

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歯科コラム

ずっと自分の歯で食べたい…! 〜パート2 虫歯編〜

前回の「ずっと自分の歯で食べたい…!〜パート1 歯周病編〜」では歯周病について解説しました。
今回のコラムは虫歯について解説していきます。

【前回のコラムのおさらい】
・虫歯と歯周病は病原体の種類も病気の成り立ちも異なる
・虫歯は、虫歯菌によって徐々に歯が表面から溶けていく病気
・歯周病は、細菌によって歯槽骨が溶けて歯がぐらぐらになったり、抜け落ちたりする病気
・どちらとも予防方法は歯に汚れを残したままにしないこと


Q.どうやって虫歯ができるの?

Answer
虫歯は、歯の質・細菌・食べ物の3つの要素に時間の経過が加わってできるものです。

歯の質…歯の強さやだ液の力などにより虫歯になりやすいかどうかに差が出ます。
細 菌…虫歯を発生させる主な菌は「ミュータンス菌」です。
    この菌は口腔内にプラーク(歯垢)をつくり、食べ物の中に含まれる糖質を
    エネルギーとして歯を溶かす原因となる酸をつくります。
食べ物…食べ物や飲み物に含まれる糖質の中でも特に砂糖が虫歯の発生に影響を与えます。

これら3つの要因すべてが存在したままで時間が経つと、虫歯になります。



Q.歯が黒くなっているのに痛みはない、これって虫歯?

Answer
基本的な予防方法は同じです。虫歯と歯周病にならないために大切なのは、歯に汚れを残したままにしないことです。どちらも口腔内の細菌が原因で起こる病気ですので、予防方法はどちらも丁寧なブラッシングです。
加えて、歯科医院で定期検診を受けることが効果的です。

・CO
細菌が出す酸で歯の表面のエナメル質が白くなっている状態です。この段階ではまだ歯に穴は空きませんが、虫歯になりかけている状態なのでハミガキなどをしっかりせずに放っておくと虫歯になることがあります。痛みはありません。

・C1
歯の表面が溶けはじめ、エナメル質に黒っぽい穴が空いた状態です。COの段階は歯が白くなりますが、C1に進行すると穴が開いた部分は茶色又は黒色に変色します。痛みはあまりありません。

・C2
虫歯がエナメル質のさらに奥の象牙質に達した状態です。強い痛みはありませんが、食べ物や飲み物でしみることがあります。

・C3
虫歯が象牙質のさらに奥の歯髄に達した状態です。歯髄が炎症を起こし、ズキズキと激しい痛みが続きます。

・C4
虫歯が進行して歯冠部をほとんど溶かしてしまっている状態です。歯髄が死んでしまうため、痛みは感じません。

Q.虫歯ってずっと昔からあるの?

Answer
虫歯がいつからあるかなんて、考えたこともないかもしれませんが、虫歯はずっとずっと昔から存在する病気です。

発掘された人間の骨や化石から、虫歯が発生したのは約1万年前(日本では弥生時代)くらいだとわかっています。農耕が始まり、でんぷんを含む米や麦、芋などを加熱して食べるようになったことで、糖分の摂取が増えたことによるようです。1万年前から今まで、人々は虫歯の痛みと戦ってきたのですね…。なんと、イギリスの女王エリザベス1世、フランスの王ルイ14世も虫歯の痛みに悩まされていたようです。

実は、18世紀後半くらいまで虫歯は小さな虫が引き起こすものだと考えられていました。これは、虫歯で溶けた歯の中に見えた神経を何かの虫だと勘違いしていたのです。それは、アメリカ人の歯科医ウィロビー・ミラーが細菌が糖分により繁殖することで虫歯になることを突き止めた1890年まで信じられてきたことでした。また、現代のように虫歯を削って治すという治療方法がなかった時代は、虫歯になったら抜歯をして痛みを取り除く治療が一般的な方法でした。まだ麻酔がない時代には拷問の様な痛みに耐えなければならなかったのですが…。想像するだけで歯が痛くなりそうです。現在の様な虫歯を削る治療方法は1957年にアメリカでエアータービンが考案されて確立しました。

余談ですが、世界最古の義歯(入れ歯)は15世紀末に西洋で作られたものと言われています。しかし、それは機能性よりも見た目を重視したもので、実用的ではなかったようです。しっかりと噛むことのできる実用的な義歯が最初に作られたのは、なんと我が国日本でした。西洋の義歯は本物の歯と同じような見た目にするために骨や象牙が使われていましたが、日本最古の義歯は木製で顎によく吸い付いてよく噛めるといった、見た目よりも機能性を重視したものでした。

虫歯や歯科治療の歴史はとても古いので、もっと深くまで調べてみると面白いかもしれませんね。

Q.虫歯予防のために普段からできることは?

Answer
虫歯にならないために大切なことは、やはりお口の中に汚れを残さないことです。お口の中を清潔に保つことを心がけましょう。今回は普段の生活の中で簡単にできて効果的な4つを紹介します。


@食事をしたら歯を磨きましょう
食後はできるだけ歯を磨くようにしましょう。昼間は学校や仕事でどうしても歯磨きができない場合は仕方ないですが、寝ている間は歯の石灰化(虫歯菌で溶けた歯を修復すること)を助ける唾液(つば)の分泌が少なくなるので、夕食後〜寝る前の歯磨きは必ず行いましょう。

A歯磨きは強くしすぎないようにしましょう
ゴシゴシと歯を磨いた方が汚れが落ちると思ってしまいがちですが、強く磨きすぎることで歯の表面を傷めてしまうことがあります。また、硬い歯ブラシではなく柔らかい歯ブラシを使うことをお勧めします。柔らかい歯ブラシは歯の表面をあまり傷めずに歯茎の中や歯間にも入りやすいため、より効果的です。

B歯間ブラシやフロスを使いましょう
ハブラシで表面をきれいにするだけではなく、歯間ブラシやフロスを使って歯間(歯と歯の間)もきれいにしましょう。歯間は歯ブラシの先が入りにくく、磨き残しの多い場所です。歯間の虫歯を防ぐためにも歯ブラシとの併用をお勧めします。

C甘いものは控えめに
甘いものを食べすぎると虫歯になるぞと子供の頃に言われましたね。糖質を含むものを食べたり飲んだりすると歯が溶けますが、唾液の力を借りて石灰化して元に戻ります。しかし、間食が多い人や、キャンディや糖分の入った飲み物を常に口にしている人は歯が溶け続けるため、虫歯になってしまいます。1日の中で常に甘いものをつまんでいたり、甘いジュースを飲んでいたりするよりも、飲み物(糖分を含まない)をお茶や水にして決まった時間に1度に間食を終えてしまう方が虫歯になりにくいと言えます。

いかかでしたか?
虫歯のことや予防について少しでも知っていただけたでしょうか?

当院では、虫歯の治療や歯石の除去、定期健診だけではなく、正しい歯磨きの仕方の指導も行っています。
歯磨きの仕方や歯ブラシについてわからないこと、お勧めの歯ブラシ・歯磨き粉が知りたいなど、何かありましたらお気軽にスタッフまでおたずねください☆