いつからお子様が自分で歯を磨く?歯医者が教える歯磨きの独り立ちの時期‼
皆さんこんにちは。中野区の歯医者、中野駅南口から徒歩5分の横山歯科診療所です。
お子様の健康な成長をサポートするためには、お口の環境も良好に保つ必要があります。
そのため近年では小児歯科や赤ちゃん歯科を標榜した歯科医院が増えてきています。
しかし、良好な口腔環境を維持するためには、定期的に歯科医院に通うことだけではなく、適切なホームケアを身に着ける必要もあります。中でも、お子さまにとっては適切な歯磨き習慣を身につけることが一番重要です。
しかし、いつからお子様に歯磨きを独り立ちで行わせるべきか、多くの保護者の方は疑問に感じるところなのではないでしょうか。
本記事では、お子様が自分で歯を磨く適切な時期とその方法について歯科医師の視点から解説いたします。
歯磨き習慣の重要性
今から約半世紀前は子供たちの口の中は現在では想像もできない虫歯の洪水と言われていました。さて現在は?というと小学校や保育園の検診でも虫歯のある子をみつけるのが
大変な位虫歯は減りました。とは言っても
お子様の健康な成長において、歯磨き習慣は欠かせない要素です。乳歯が生え揃う頃から始めることで、乳歯を守るだけではなく、口腔内の状態を良好に保つことができます。さらには、将来の虫歯や歯周病を予防し、健康な永久歯が生えてきた際にもしっかりとケアが行えるようになります。
そして、しっかりと口腔内の衛生環境を保ち、3歳までに虫歯が1つも無かった場合、成人しても虫歯になる確率が低いと言われています。
しかし、お子様のみでは歯磨きを始める時期になるときちんと歯を磨けていないことが多く、そこから虫歯になってしまうこともあるので、はじめの頃はお子様が自分で磨いた後保護者の方が仕上げ磨きを行うことが大切です。時々小学校に入学したとたん仕上げ磨きをしなくなる家庭も見られますが、これはとても危険です。
いつから自分で歯を磨くべきか?
歯医者の一般的な考え方として、お子様が自分で歯を磨く独り立ちの時期は、おおよそ6歳から7歳ごろとされています。この時期になると、手の細かい動作が可能になり、歯磨きの技術を徐々に身につけられるようになるからです。まだこの時期は誕生月によって成長の差も大きく、保護者の目でお子様の成長を見極めることが大切です。いずれにしてもお口の中を見て乳臼歯の後ろ(のど近く)に生える6歳臼歯が完全に萌出しきるまでは必ず仕上げ磨きはしてあげましょう。
歯磨きの独り立ちの準備
お子様が歯磨きを独り立ちで行うためには、適切な準備が必要です。まず、適切な大きさの歯ブラシと歯磨き粉を用意し、使い方を教えます。歯科医院の指導の下で、歯のエナメル質を強固にするフッ素を配合した歯磨き粉を使用することもよいでしょう。ただ、フッ素には年齢に応じた使用量を守る必要があるので、歯科医師に相談の上で使用をすることがお勧めです。
また、歯磨きを楽しいと感じるような歯磨き粉や歯ブラシを選ぶことも大切です。歯科医院での歯磨き指導も受けると、正しい歯磨き方法をお子様に伝える手助けとなります。
歯磨きの独り立ちの方法
お子様が自分で歯を磨く際には、正しい歯磨き方法を教えることが重要です。
以下に基本的なステップを示します。
1.歯磨き粉の選定: お子様用の歯磨き粉を選びます。フッ素入りのものが虫歯予防に効果的です。
2.適切な歯ブラシの使用: 小さめの歯ブラシを選び、歯と歯茎にやさしくブラッシングします。
3.磨く順序: 正面の歯、奥歯、舌側、外側の順に磨きます。歯の表面だけでなく、歯と歯茎の境目も磨くように心がけましょう。
4.軽い圧力と優しい動き: 歯磨きは軽い圧力と優しい動きで行います。歯茎に過度な刺激を与えないように注意しましょう。
5.磨き残しのチェック: お子様自身に磨き残しがないか確認させることで、自分の歯磨きの成果を実感させましょう。
保護者のサポート
お子様が歯磨きを独り立ちで行うようになっても、保護者のサポートは重要です。お子様が正しい歯磨き方法を覚えるまで、保護者がチェックしてサポートを行いましょう。また、歯医者の定期的な歯科検診も欠かさず受けることで、お子様の口腔健康を確保しましょう。
まとめ
今回はお子さまはいつから自身で歯を磨くのかということに関して、中野駅南口から徒歩5分の横山歯科診療所が解説いたしました。
お子様が自分で歯を磨く独り立ちの時期は個人差がありますが、おおよそ6歳から7歳ごろが目安です。適切な歯ブラシや歯磨き粉を用意し、正しい歯磨き方法を教えることで、お子様の口腔健康を守る手助けをすることが大切です。保護者のサポートと歯科医師の指導を受けながら、健康な歯を育てるお手伝いをしましょう。
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