中野駅南口の歯医者 横山歯科診療所

横山歯科診療所

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フッ素で虫歯予防!フッ素の適切な年齢と量、影響使い方を解説‼

皆さんこんにちは。中野駅南口から徒歩5分の横山歯科診療所です。

皆さんは歯医者で用いる「フッ素」を知っていますか?「フッ素」という言葉は聞いたことがある人は多いと思います。フッ素とはこの自然界にある物を構成しているミネラルの一つで正確には他の物と結合して「フッ化物」として存在しています。ここからは「フッ化物」をわかり易く「フッ素」と言い換えて説明していきましょう。

フッ素を歯の表面に塗布すると、人間の組織の中で一番硬いといわれる、歯の一番外側を覆っている層の「エナメル質」が強化され、虫歯になりにくくなります。このようにフッ素を歯の表面に塗布する処置は一般的に「予防歯科」と呼ばれます。そんな、予防歯科の一環としても使用される「フッ素」に関して解説していきます。

フッ素の役割と効果

フッ素は歯の健康維持に重要な役割を果たすミネラルです。もともと歯のエナメル質は酸に弱く、口腔内の細菌が食物の糖分から酸を作るので虫歯になりやすいですが、フッ素はエナメル質を強化し、虫歯の予防や初期虫歯の修復を助けます。

当院のホームページ内の虫歯治療の部分にも書きましたが、私達の口の中ではエナメル質の酸による溶け出し(脱灰)と唾液中のカルシウムやリンが溶け出した所に戻り、修復(再石灰化)が繰り返されています。フッ素のう蝕予防効果はこの「再石灰化」を促進してくれるという意味です。また歯茎の健康を保つためにもフッ素は有効です。

そんなフッ素は地球上に広く分布しており、水、土壌、岩石、植物、動物に微量ずつ含まれているので、多くの生物がこれを取り込んでいます。言い換えるとフッ素は肉、野菜、魚介類にいたるまで殆どの食品に含まれている為、私達自身も毎日少しづつ摂取していることになります。

フッ素の適切な年齢と開始時期

幼児期からフッ素を摂取することは、将来のむし歯予防に非常に役立ちます。

幼児期の歯はエナメル質がまだ未熟で脆弱なため、フッ素でエナメル質を保護することが重要です。

一般的に、フッ素の適切な年齢は乳歯が生え揃った後の1歳から2歳ごろから始めることが推奨されます。この時期に適切なフッ素ケアを導入することで、永久歯が生え揃う前から虫歯予防の基盤を築くことができます。

歯科医師の指導を受けながら適切なフッ素によるケア方法を実施されたらいいと思います。

フッ素の影響と安全性について

正しい量で使用される限り、フッ素は安全であり、健康な歯を育てるための有益な成分です。

フッ素の摂取過多による健康影響はまれであり、現代のフッ素歯磨き剤やフッ素による洗口の濃度は安全基準内に収まっています。摂取量の正しい管理ができれば安全で確実なう蝕予防法といえます。

フッ素摂取の注意点

適切なフッ素摂取量を守るために、以下のポイントに注意しましょう。

①歯磨き剤の量

歯磨き剤にフッ素が含まれている場合、年齢によって推奨量が変わってきます。0歳から2歳程度のお子さまの場合、歯ブラシに対して1~3㎜程度の長さ、3~5歳程度のお子さまの場合には歯ブラシに対して5㎜程度、6~14歳程度の場合は1㎝程度の歯磨き粉を付けるようにしましょう。

②飲み込まないように注意する

フッ素を飲み込んでも大量ではない限り大きな悪影響はありませんが、歯磨き粉は食用ではないので飲み込まないように注意しましょう。お子さまがおひとりで歯磨きをしている場合には親御さんが目の届く範囲にいるようにし、飲み込んだりしないようにしましょう。

フッ素歯磨き剤とプロフェッショナルなフッ素処置

お子さま向けのフッ素歯磨き剤は、低濃度のフッ素を含有しています。

また、歯科医院で行われるプロフェッショナルなフッ素塗布処置も虫歯の予防には効果的です。私達はお子さまの年齢や虫歯リスクを評価し、適切な処置を提案しています。

まとめ

フッ素には①歯質強化(耐酸性増強)②う蝕原因菌の酸産生を抑制する作用があります。

現在日本では①フッ素の洗口②フッ素配合の歯磨剤③歯科医院での高濃度フッ素塗布が実施されています。フッ素配合の歯磨き剤の使用後水で口をすすいだとしても、口の中に残る低濃度のフッ素でも予防には十分効果があることも実証されています。

歯科医師のアドバイスを受けながら、お子さまの成長に合わせたフッ素ケアを行いましょう。

当院では24時間WEB予約を受け付けております。

何か気になる点がございましたら些細な事でもご相談くださいませ。
https://www.yokoyama-dent.com/form/

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