中野駅南口の歯医者 横山歯科診療所

横山歯科診療所

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【中野駅の歯医者】もう手遅れ?深い虫歯の症状と治療の流れ

皆さん、こんにちは。中野駅から徒歩5分の横山歯科診療所です。虫歯は放置するとどんどん悪化し、最終的には歯を失う原因にもなりかねません。特に「深い虫歯」と呼ばれる状態になると、強い痛みや歯の機能低下を引き起こし、日常生活に支障をきたすこともあります。この記事では、深い虫歯の症状や治療方法、治療にかかる期間と費用、さらに治療後の注意点について詳しく解説していきます。

▼深い虫歯の症状

深い虫歯(C3の虫歯)は、虫歯の進行がエナメル質や象牙質を越えて、歯の中心部にある歯髄(神経や血管を含む組織)にまで達した状態を指します。この段階では、歯髄炎と呼ばれる状態に陥り、次のような症状が現れます。

激しい痛み

特に何もしなくてもズキズキと脈打つような痛みを感じることが多く、痛みが長時間持続することもあります。歯髄の炎症が進行すると痛みが増し、生活に支障をきたすことがあります。

夜間に痛みが強くなる

横になることで血流が増加し、炎症部位の圧力が高まり、痛みが強く感じられることがあります。特に睡眠中に痛みで目が覚めるケースもあります。

温度刺激に対する強い反応

始めは冷たい物や甘い物でしみるだけの症状がそのうち、温かいものが歯に触れた際に激痛を感じる様になってきます。これは歯髄が炎症を起こし、過敏な状態にあるためです。

歯茎の腫れや膿の排出

虫歯がさらに進行して歯髄が壊死し、感染が歯根の先に広がると、歯茎に腫れが生じたり、膿が排出されたりすることがあります。膿が多量に溜まれば歯茎が腫れるのでわかりますが、「そういえば以前時々腫れていたな」位の記憶しかない場合はもう慢性的になってしまい歯茎に小さな膿の出口が出来ることもあります。これは膿がいつも溜まっている状態はいい状態ではないので、身体が膿の出口を作って出そうとしたからです。歯茎にこのような出口(瘻孔といいます)があったなら随分昔にその歯の歯髄は死んでしまっていたということになります。また場合によっては急性になり顔が腫れる位になることもあります。

噛み合わせ時の痛み

歯根部に炎症が及ぶと、歯を噛み合わせるだけでも痛みを感じることがあります。

これらの症状が見られる場合、根管治療などの早急な処置が必要です。

深い虫歯の治療方法

C3の虫歯治療は、一般的に神経を取り除く「根管治療」が行われます。根管治療は、歯を保存するための重要な処置であり、適切に行わなければ再発する可能性もあるため、細心の注意を払って行います。以下は治療の手順です。

1. 虫歯の除去と神経の処置

最初に虫歯によって侵された部分を慎重に削り取り、感染した歯髄を除去します。この処置は通常、局所麻酔を使用して痛みを軽減しながら行われます。特に深い虫歯の場合、歯髄の炎症が強いと麻酔が効きにくい場合があり、場合によっては追加の麻酔が必要になることもあります。

2. 根管の清掃と消毒

神経を取り除いた後、根管内を徹底的に洗浄し、消毒を行います。この過程では、細菌の繁殖を防ぐために特殊な薬剤を使用し、根管内の隅々まで清掃します。また、根管の形状が複雑な場合(側枝といって途中で細かい枝分かれがある場合)や細い場合には、複数回にわたって処置が行われることもあります。そして治療の途中で仮の詰め物を行い、次回の処置に備えます。

3. 根管の充填

消毒が完了した根管内にガッタパーチャという特殊な材料を用いて密封します。これは、再感染を防ぐために非常に重要な工程であり、空気や細菌が侵入しないよう隙間なく詰め物を行います。充填後は、レントゲン撮影で治療の正確さを確認することが一般的です。

4. 被せ物の装着

根管治療が完了した後は、歯の形を整え、場合によっては中に土台を作ってからクラウン(被せ物)を装着します。クラウンは歯の強度を補強し、機能と見た目を回復するために重要です。保険診療では金属製のクラウンが一般的ですが、見た目を重視する場合はセラミックなどの素材を選ぶこともできます。素材によって費用は異なりますので、事前にしっかりと説明を受けることが大切です。

治療後は定期的なメンテナンスを行うことが必要です。何故なら歯髄の治療が終わってからはその歯は再び虫歯になっても以前の様に痛くなったりしないからです。そういう意味では歯髄(神経)の治療をした歯のメンテナンスによる定期検診は最も重要といえるかもしれません。

深い虫歯の治療にかかる期間と費用

深い虫歯の治療には複数回の通院が必要になることが多いです。通常、根管治療は3〜5回程度の通院が必要です。ただし中々痛みの消えない歯や神経の走行が複雑であったりする場合もあるので、その場合は回数は更に多くかかるかもしれません。費用については、保険診療であれば1本あたり数千円〜2万円程度が目安です。ただし、被せ物の種類によっては追加費用が発生することもあります。

深い虫歯の治療後の注意点

治療後は次の点に注意してください。

治療後の痛みや違和感

治療後数日間は痛みや違和感が残ることがあります。これは歯の内部組織が回復する過程で起こることが多く、徐々に治まっていくケースがほとんどです。しかし、痛みが強くなったり、長期間続いたりする場合は早めに歯科医院を受診してください。

再感染予防のための定期検診

根管治療後は、治療部位に再感染が起こるリスクを最小限にするため、定期的な検診が非常に重要です。特に治療後6か月から1年は状態を確認することが推奨されます。

適切な口腔ケアの継続

歯磨きやフロスの使用を正しく行うことで、口腔内の衛生状態を保ち、再発を予防することができます。特に被せ物が装着された歯の周囲は、丁寧にケアすることが大切です。

食生活への配慮

治療後は硬いものや粘着性の高い食品を避けることが望ましいです。これにより被せ物や詰め物が外れるリスクを減らせます。

まとめ

深い虫歯は早期に適切な治療を受けることで、歯を守ることができます。放置すると炎症がさらに悪化し、歯を失うリスクが高まるため、痛みや腫れを感じたらできるだけ早く歯科医院を受診することをおすすめします。
当院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療を提供し、安心して治療を受けていただけるよう努めております。お気軽にご相談ください。

さいごに、当院では24時間WEB予約を受け付けております。
何か気になる点がございましたら些細な事でもご相談くださいませ。

当院のむし歯治療サイトはこちら
https://www.yokoyama-dent.com/general/

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