虫歯はどんな人がなりやすい?むし歯にならない為のコツも解説!
皆さんこんにちは。中野区の歯医者の横山歯科診療所です。
虫歯は、誰でも気をつけなければならない歯のトラブルの一つですが、実は特定の習慣や遺伝などによってなりやすい人もいます。自分がその条件にあてはまっていたらいやですよね。
この記事では、虫歯になりやすい人の特徴と、そんな人でも虫歯にならないように、虫歯を予防するためのコツについて解説します。
虫歯になりやすい人とは?
間食が多い人
虫歯の原因菌は、糖分をエネルギーとして増殖します。そのため、糖分を多く含む食品を摂ることで虫歯のリスクが高まります。また、人間の口腔内は食事をすると一時的に中性から酸性の状態に変わります。実は酸性の状態だと虫歯になりやすいといったことがよく言われています。間食が多い人は、間食の度に口腔内が酸性になり、その頻度が多ければ多いほど歯に負担をかけることになります。特に、甘いお菓子や飲料、加工食品は虫歯の原因になることが多いです。こうした食品は、歯の表面に残りやすく、原因菌の増殖を促進します。
対処法: 間食は控えめにし、食事の後には歯を磨くか、水でうがいをすることで、歯に付着した糖分や食べカスを取り除きましょう。また、歯に優しい食品や飲み物を選び、虫歯の原因となる砂糖摂取を減少させるよう心がけましょう。
歯磨きの仕方が適当な人
歯磨きは虫歯予防にとても重要な要素ですが、歯磨きの仕方が不十分な人は虫歯になりやすい傾向があります。歯ブラシの使い方や歯磨き粉の選び方、歯間ブラシやデンタルフロスの使用方法などを知らない場合、歯垢が完全に落としきれず、虫歯の原因となる菌が増殖してしまいます。
コツ:歯科医院で正しい歯磨きの指導を受けるか、オーラルケアに関する情報を学びましょう。歯ブラシは適切な角度で、歯と歯茎に対してやさしく磨くことが大切です。具体的に述べると、一か所あたり20回程度磨くようにし、歯の表面に対して毛先を当てるようにし、軽い力で小刻みに動かすことを意識してください。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、歯の隙間や歯と歯茎の境目の汚れもきれいに取り除きましょう。
遺伝的要因
虫歯になりやすいかどうかは、遺伝的な要因も影響します。親や祖父母が虫歯になりやすい体質だった場合、子供もその傾向が高くなる可能性があります。遺伝子によって歯のエナメル質の硬さや唾液の成分が影響を受けるため、虫歯の発生リスクが増加することがあります。また、他の記事でご説明しているように、虫歯は親御さんからお子さまに移るものなので、幼少期にどれだけお母さん、お父さんとお子さまが唾液の共有をしたかというのも重要な要素になっています。
コツ: 遺伝的な要因が影響することは避けられませんが、適切なオーラルケアと健康な食事習慣は虫歯の予防に大きな役割を果たします。遺伝的な要因を考慮しつつ、生活習慣の改善に努めましょう。
ドライマウスの人
唾液は歯を守るために重要な役割を果たしています。唾液には歯の表面を清潔に保つ作用や、酸の中和作用があり、虫歯の予防に寄与します。しかし、ドライマウス(唾液の分泌がすくなく、乾きやすい状態)の人は、これらの機能が十分に発揮されず、虫歯になりやすい可能性があります。さらに、唾液による自浄作用があまり効かないので、口臭が発生しやすくなる可能性があります。
コツ: ドライマウスの場合、歯科医に相談し、唾液の分泌を促進する方法や、唾液代替液の使用を検討してみましょう。また、水分補給をこまめに行い、可能な限り口腔内を潤す方法や口腔内の乾燥を防ぐよう心がけましょう。
まとめ
虫歯になりやすい人には特定の特徴がありますが、適切な歯みがき習慣の確立や、食事の見直し、定期的な歯科検診などで虫歯のリスクを減少させることができます。健康な歯を保つために、日常のケアを大切にしましょう。
今回はどのような人が虫歯になりたいのかということや、虫歯にならない為のコツに関して、中野区の歯医者の横山歯科診療所が解説いたしました。
当院では虫歯によって痛くなる前に歯医者に行く、「予防歯科」を重視しています。皆様の口腔内の健康を守るために全力で患者様に向き合います。