こどものための予防歯科って何をするの?中野区の歯医者が予防歯科の内容を解説‼
みなさんこんにちは。中野区の歯医者、中野駅南口から徒歩5分の横山歯科診療所です。
みなさんの中には歯医者にできるだけ通いたくないという人も多いのではないでしょうか?
その為には歯医者に通う原因で大きい割合を占める「虫歯」にならないことも大切です。
虫歯にならないように、歯科医院で予防的な処置を行うことを「予防歯科」といいます。
特にお子さまの歯の健康を守るためには予防歯科が重要で、一般的に3歳までに虫歯が少なければ口腔状態が安定し、今後も虫歯になりにくいという調査もあります。
そこで今回は、お子さまの虫歯を未然に防ぐための「予防歯科」の内容について詳しく解説します。
そもそも予防歯科とは?
詳しい処置内容に関してご説明をするまえに、そもそも予防歯科とはなんなのかという点について、気になる方もいらっしゃると思います。
予防歯科とは一言で述べると「虫歯にならないようにケアを行うこと」と言えます。虫歯になってからの治療ではなく、なる前を大切にする考え方です。そして「予防歯科」とは歯科医院で行われる「プロフェッショナルケア」とご家庭でご自身で行う「セルフケア」の両輪で進めていく必要があります。
また虫歯にならないようにするためには歯科医院での処置だけではなく、虫歯になりやすい日ごろの習慣から変えていくことも必要です。
予防歯科とはなにをするの?
ここからは予防歯科の詳しい処置内容に関してご説明していきます。
1. 正しい歯みがき指導
予防歯科の基本は、正しい歯みがきの指導です。おこさまに適切な歯みがき法を教えることで、虫歯のリスクを減少させることができます。歯科医師や歯科衛生士はそのお子さんに適切な歯みがきの方法や歯ブラシの選び方、歯磨き粉の使用量などを教えてくれます。
2. プロフェッショナルなクリーニング
お子さまの歯は歯ブラシだけでは完璧に汚れを落とすことが難しいことがあります。専用の器具を用いて予防歯科の一環として歯科医院で行われるプロフェッショナルなクリーニングは、歯の表面や歯間の汚れをしっかりと取り除きます。これにより、歯の健康を保つだけでなく、歯周病の予防にもつながります。
3. シーラント
子供の奥歯には溝や溝が多く、そこに食べカスや細菌が溜まりやすいことで虫歯になる可能性があります。こうした場所は歯ブラシではなかなかきれいにできませんが、シーラントと呼ばれる保護膜を塗ることで、溝を埋めて汚れの侵入を防ぐことができます。これにより、奥歯の虫歯を予防する効果があります。シーラントには後述のフッ素を萌出する効果もあるので、シーラントを塗った歯だけでなく、周囲の歯まで予防を行うことができます。特に生えたての永久歯はまだ柔らかいと言われており、特に6歳臼歯は生涯使う永久歯列の嚙み合わせのカギになる大切な歯です。歯ブラシも届きにくくプラーク(歯垢)も残り易いのでまずこの歯をどう守るかがポイントになります。
4. フッ素処置
フッ素は虫歯予防のために非常に有効な成分です。歯医者で行うフッ素処置は、歯の表面にフッ素を塗布することで、歯の表面の硬い層である「エナメル質」を強固にし、虫歯を防ぐ効果があります。子供の歯は成長途中であり、かなり虫歯に弱い状態です。フッ素処置は虫歯の予防だけでなく、既に虫歯ができている場合でも再石灰化という軽度な虫歯を治す働きを促進し、歯を修復する効果があります。
5. 食事指導
子供の食事は歯の健康に大きな影響を与えます。歯医者は子供に対して、虫歯を引き起こす甘い食べ物や飲み物の摂りすぎに注意を促します。健康な食事習慣を身に付けることで、虫歯や歯周病のリスクを低減させることができます。また思春期になって保護者の方の目が離れてくるとクラブ活動の後や、夜更かしになり自分の部屋で間食をとるなど虫歯のリスクも自然と増えていきます。
6. 歯の発育観察や癖の矯正
子供の歯は成長途中であり、歯並びやかみ合わせが変化します。定期的な歯科検診で歯の発育状況を観察し、問題があれば早期に対処します。必要に応じて、矯正治療の提案や指導も行います。そのうえで、場合によっては悪い歯並びの原因となっている、頬杖などの日常的な癖を治す事も行います。
まとめ
子供の歯の健康を守るためには、予防歯科が欠かせません。正しい歯みがきの指導やプロフェッショナルなクリーニング、シーラント、フッ素処置などが子供の虫歯予防に効果的です。ただ、そして虫歯にならないようにするにはご家庭での対策も必須です。
子供の歯を守るために、定期的に歯科医院に受診しつつ、家庭でもできる予防歯科の方法を実践しましょう。
今回はこどもの為の予防歯科の内容に関して、中野駅南口から徒歩5分の横山歯科診療所が解説いたしました。お子さまが虫歯にならず、一生自分の歯で過ごせるように歯科医師や歯科衛生士スタッフを是非パートナーとして二人三脚で歯とお口の健康を守りましょう。なにか気になる点がございましたら、是非お気軽にお問い合わせください。